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CKDに対する知識、理解を深めましょう。
CKDとは、「腎臓の障害」もしくは「腎機能低下」が 3か月以上持続している状態の総称です。 腎臓はある程度まで腎機能が低下しないと症状が出ない 「沈黙の臓器」とも言われています。
CKDは、糖尿病、高血圧、喫煙、高尿酸血症など生活習慣と関連しており、 その発症進展予防には
といった生活習慣の是正が大切です。 さらに、早期発見し早期治療すれば症状が軽減する場合があります。
健康診断などの腎臓の検査項目で要検査、再検査が出た方は早めの行動を。
CKDと診断された方は早めに食事療法を始めて腎臓を労わりましょう。
CKDは日本で約1,330万人
成人の
がCKD患者と言われています。
腎臓の重要な働きのひとつに、血液中の老廃物や塩分を「ろ過」し、 尿として身体の外に排出することがあります。
肉・卵・魚・豆腐・乳製品など、たんぱく質を摂取すると体内で代謝される際に老廃物が発生
健康な腎臓は老廃物をろ過できるが、機能が低下した腎臓では正常にろ過できず体内に溜まってしまう
もしかして
CKD(慢性腎臓病)の初期はほとんどが無症状。 しかし、「まだ生活に支障がないから…」とほうっておくと 高血圧や貧血などの合併症にかかりやすくなります。
気づいた時には手遅れにならないように
が大切となります。
腎機能が低下すると腎臓が本来の働きを十分に発揮することができないため腎臓の機能を代行する透析療法や、他者から腎臓の提供を受ける腎臓移植が必要になる場合があります。
腎機能の低下を防ぐためには食事療法が鍵となります。
POINT
たんぱく質の量を制限する
たんぱく質が体内で分解されると老廃物が発生します。腎機能が低下するとこの老廃物が正常にろ過できず、体内に溜まってしまいます。
エネルギーをしっかり摂る
たんぱく質の制限をすることでエネルギーも不足する傾向があります。さらに、エネルギーが不足すると体のたんぱく質が分解されて腎臓に負担がかかってしまいます。
塩分は1日6g未満にする
腎機能が低下している方は塩分が体内に溜まってしまい、高血圧やむくみを助長します。この状況が長く続くと、心筋梗塞や脳梗塞にもつながると言われています。
カリウム・リンを制限する
CKDがさらに進行することで高カリウム血症や高リン血症の危険性が高まります。CKDステージG3b以降になると目標値が設定される場合があります。
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